騎馬戦型ポニープレイの世界
早乙女 五行

女装のミストレス「さき☆彡」さんの提唱する、新しいポニープレイの形
写真はWikipediaからの転載ですが、こんな写真を見たことのある方も多いはず。
人を家畜である馬に見立てて調教を行うポニープレイは欧米では多くの愛好家がいますが、日本ではあまり見られないプレイです。
しかし、馬具をモチーフにしたスタイリッシュでフェティッシュな衣装、支配と服従の究極の形としてのアニマルロールプレイなど、もっと日本でも愛好家が増えそうな要素はたくさんあります。
今回は女装のミストレス、「さき☆彡」さんにお話を伺い、彼女の提唱する騎馬戦型ポニープレイの世界をご紹介させていただきます。
幼い頃から騎馬戦になにかドキドキしたものを感じた「さき☆彡」さん、人を馬に見立てて、従属させる行為に幼いながらもフェティッシュな香りを感じ取った様です。
海外のポニープレイを知った時は「自分だけじゃ無かった。」と思ったそうです。
それからは自ら様々な騎乗プレイを試しますが「四つん這い型」は騎乗感覚は良いが、動ける距離も限られ、膝や腰に負担がかかる。「肩車型」は視線の高さは良いが安定度に欠き、危険も大きい。上の写真の様な「馬車型」も広い場所が必要でイベント等への馬車の運搬も手間が掛かる。また騎手と馬役とのからだの接触が無い点も不満として残りました。
そこで身体的接触があり騎乗感覚と移動距離の問題も解決出来る「騎馬戦型」に考えが行き着きました。構想中の昨年11月ごろYOUTUBEでとあるフェティッシュバーの女王様の騎馬戦プレイの動画を見て「先を越された!」と思い一気に情熱に火が付いたそうです。
12月にはメンバーを集めましたが、そもそもポニープレイ自体の知名度が低いためそれも一苦労、SNSを使い、とりあえず「騎馬戦をやろう」と有志を募ったそうです。
では、実際のプレイの様子を見ていただきましょう。
今回の取材にご協力いただいた方々。さき☆彡さん(中央)と水谷マヤさん、らんまさん、セリナさん。
一般的な三人一組の騎馬の形ですが先頭の人には轡と手綱が付けられています。
手に持った手綱で騎馬に方向と前進/停止の指示を出します。騎馬戦との違いは動物として扱うこと。
腿を高く上げたこの写真はポニープレイでいう「ハイステップトロット」の様です。
轡のアップはこんな感じ。手綱に繋がるチェーンは騎馬戦型と四つん這い型では位置を替えるそうです。
背中に乗る「四つん這い型」も見せていただきました。馬役にはサドルを装着。
足には足枷を嵌め、膝にはサポーターを付けます。正に馬乗り状態。
筆者も先頭を体験させていただきました。口枷が家畜に落ちた被虐感を感じさせます。あと思ったよりキツイです。
馬車の様な大掛かりな道具も必要なく安全に楽しめるこのプレイ。
一つのジャンルとして成立させたいと夢を語るさき☆彡さん。とりあえず女装SMの世界でジャンルを確立させるおつもりだそうです。
今年はゲイパレードや、ハロウィンパレードへの出場も検討中とのこと。
ご興味のある方は是非、さき☆彡さんにご連絡を。
取材協力
「さき☆彡」さん